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AWS大阪リージョンが開設されて、なにができるようになるのか?

先日、AWSの大阪リージョンが開設されました。というのを今日知りました。
AWSは、今回の大阪リージョン開設までは、国内には東京リージョンしかありませんでした。大阪リージョンが開設されたことで、どんな利点が生まれるのか?ちょっとだけ調べてみました。
 


1 大阪リージョンとは?

AWS アジアパシフィック(⼤阪) リージョンは⽇本で 2 番⽬、アジア太平洋地域で 9 番⽬、そして世界で 25 番⽬に新たに開設された 3 つのアベイラビリティーゾーン(AZ)を持つ AWS リージョンです。

AWS 大阪リージョン - 2021年3月 誕生! | AWS (アマゾン ウェブ サービス)
 


2 どんな利点があるのか?
 
(1)西日本の利用者は、通信遅延を減らすことができる。
東京リージョンと大阪リージョンは直線距離で約400km離れている。西日本の利用者からすれば、それだけリージョンの距離が縮まったということなので、当然通信遅延が減少する。

(2)東京リージョンと組み合わせれば、国内のリージョンだけで災害・障害に強い冗長化が可能になる。
東京リージョンだけで冗長化していた場合、関東地方で大規模災害が発生した場合、全てのアベイラビリティゾーンがだめになる可能性が高い。2つのリージョンを組み合わせれば、災害や障害発⽣時でも業務を継続させることが要求されるアプリケーションを、国内のリージョンだけで運用することができる。
 
 
 
3 ちょっと聞いた話
 
エンジニアの方には常識なんだと思いますが、知人から聞いて面白いなあと思った話があるので書かせてください。
AWSを導入している企業でも、業界によっては「国内リージョン以外使用できない」ところがあるらしいです。色々な事情で。東京リージョンしかなかった従来のAWSだと、そのような企業はリージョンをまたいだ冗長化が不可能でした。そのために、オンプレミスとAWSを併用したり、VPSAWSを併用したりしていたみたいです。
しかし、今回大阪リージョンが開設されたので、そういった企業も国内のリージョンだけでリージョンをまたいだ冗長化が可能になります。
 
純粋に夢が広がる話だし、AWS関連の仕事も今後増えていきそうだなあと思いました。
 
 
4 結論
 
ポートフォリオやっと形になったところだけど、今後インフラ環境を発展させていくに当たって、是非大阪リージョンを使ってEC2, RDSの冗長化をしたいなあ。
 
 
 
5 参考